yUraru に於る法と其の歷史
法體系は地球に於てさへ互ひに全く異なる物が竝立してゐる。
三神官團の司法役割
地球で言ふ「法」を表はす語が三つある
償ふべき罪 (刑法)
啓示、宗敎法
財産爭ひ (民法)
商業上の契約の爭ひ (商法)
税の爭ひ (税法)
行政法
黑月のと謂へど神官團であるから祈祷の樣なものも有るであらう
軍法
軍政
皇帝
例外
非成文法
「常識的に考へてかうだらう」の集合 + 神官團の命令
地方に於ける法の曖昧性
地方の屬國に於ける現地の官僚機構と中央の神官團との複雜な關係性と序列……
下層民に對する法の曖昧性
ユーラルの身分制度ってどんなだ……?
移住民は何處の法で裁かれる?
奴隷は? 經濟奴隷、戰爭捕虜、或る種の賃勞働者、階級としての奴隷……
市民權とは?
定住民と非定住民。
森林の非定住民の存在 村にやって來て色々賣り買ひしたり爭ったり藝を披露したり技術を提供したり婚ったりして山に歸って行く。
中央の者はどうやって關はる? 諦める 狩り出す ……
中央とは少し距離のある權威の庇護下にあるかも知れない。寺社とか。
三神官團が成立する前のカトリルイシス土著の信仰をもってゐるかも知れない。
三神官團同士の管轄爭ひがあり、統一的な法體系は持たない儘の狀態が續く。
神官團ごとに判斷が割れると其の隙閒で色々ある。
惡黨が蔓延ったり
徵稅法もバラバラである可能性。
屬國も屬國化の際の條件によっては特定神官團には服屬するが他の分野では自治を認められてるとか然う云ふパターンもありさう。
我が都市の王は先の黑の大神官の義姉妹であり云々。
統治のスタイルも違ひさう。
然う云ふバラバラの狀態下でのいざこざの仲裁は、三人の大神官の緊密な協議に據る。
三大神官に權限が集中して行く。
其れ等を兼ねる者が現れると……→皇帝大權への道が見える見える。
三つの法體系(全くの別語で呼ばれてゐるかも)の矛盾を解消する爲の皇帝法。
ではあるが、三つの法體系は其れ其れとして運用が續いたり打っ壞されたり再編纂されたりして名殘は現代にまで到りさう。
裁判所が複數體系存在してるかも。
ローマは平等主義核家族 相續は兄弟姉妹で平等に分割。帝國さへも。
ユーラルは大家族っぽい。義姉妹とか言うとるし。共同で子供を育てたりするし。
此れより細かい所については體系から降ろして行くよりも個別の判例/事件について考察して行く事で其の細部を明かして行く作業が必要。
同輩による審理 (陪審) : 赤い法體系